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2012-06-16

亜鉛不足・カビ 痛みの原因

 見た目にはまったく異常がないのに、慢性的な舌の痛みを感じることがある。
 「舌の表面がぴりぴり、ひりひりしたり、口の中全体が焼け付くような感じがすることもあります」と東京女子医大歯科口腔外科教授の安藤智博さん。50~70歳代の女性に多いという。
 舌自体の病気ではなく、ストレスなど精神的な問題が原因で痛みが起きるとされ、抗うつ薬を処方されたり、「あまり気にしないように」などと言われ、そのままにされたりすることがある。
 ところが安藤さんたちの最近の研究で、舌の痛みを訴える患者の中にストレス以外の原因で痛みが起きている例が意外に多いことがわかってきた。
 安藤さんたちは、2005年から06年にかけ、見た目に異常がないのに舌の痛みを訴えて受診した110人の患者を調べ直した。その結果、このうち30%は、カンジダ菌というカビ(真菌)の一種が舌に感染していたことがわかった。また、23%は血液中の亜鉛が不足していた。
 カンジダ菌の感染も、亜鉛の不足も舌の痛みを引き起こす。カンジダ菌の感染が原因なら、殺菌作用のあるうがい薬などを使うと数日で痛みは改善する。
亜鉛が少ないと、舌の痛みだけでなく、味がわらからなくなる味覚障害が起きることがある。サプリメント(栄養補助食品)で補うか、貝類のカキやアーモンドなどのナッツ類、緑茶など亜鉛の多い食品をとるように安藤さんは勧めている。
 九州歯科大の柿木(かきのき)保明さんは「カンジタ菌の感染や亜鉛不足以外でも、舌の粘膜が過敏になったり、舌の神経が圧迫されたりしても痛みは起きる。ストレスだけが原因で起きることは実はほとんどないと思う」と話す。
亜鉛の一日の摂取推奨量
(2005年版「日本人の食品摂取基準」による)
男性(18~69歳) 9mg
同(70歳以上) 8mg
女性(18歳以上 7mg
※上限量は男女ともにこの年齢では30mg
 亜鉛を含む食品の例
(カッコ内は100g中の亜鉛含有量、単位はmg。食品標準成分表より)
生カキ(13.2)   卵黄 (4.2) アーモンド(4.0)
豚レバー(6.9)   プロセスチーズ (3.2)
抹茶(6.3)
ゴマ(5.5)
和牛肩肉(4.9)
 *読売新聞記事より抜粋

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