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2010-05-11


未来の歯科治療とiPS細胞の可能性について

iPS細胞(新型万能細胞)の可能性と一口にいってもまだ実験段階の世界です。治療に応用するにはまだまだ未知の部分が多くあります。しかし歯科分野についてみても、2~30年前に現在行われている治療が想像出来たでしょうか?再生治療、インプラント、マグネットを使った義歯、メタルフリーのジルコニアクラウン、或いはブリッジなど以前では治療のエビデンス(つまり医療おこなうにあたって治療法を選択する際の根拠)が十分確立されていなかったさまざまなことがらが現在では当たり前のように日常の診療に用いられています。最近では、5~10年というサイクルではなく1年いや半年もの短いサイクルで新しい情報が入ってくるようになりました。半年前はよいとされていた治療がもう否定されていたりすることもあります。先日最先端医学をDNAから研究している知人と話しをする機会があり、真っ先にでたのはiPS細胞の話でした。iPS細胞とは、ご存知の方もおられると思いますが、新型万能細胞のことです。読んで字のごとく全ての組織を作る事が可能といわれている夢の細胞のことです。あらゆる臓器を再生させることが可能な時代がやってきたのです。まだまだ実験段階ですが、この細胞により再生された臓器を人間に移植し使用することが可能となりました。肝臓や肺の細胞をつくるのは苦手とされますが、絶対不可能といわれていた神経細胞の再生も可能にすることができる時代が目前にせまっているのです。事故や病気で半身不随になられた方の治療も可能となってきました。もちろん歯胚とよばれる歯の赤ちゃんの細胞をつくることも可能です。まだまだ研究段階ですが、失われた歯をもう一度移植により再生が可能となったのです。さて将来の歯科治療は?と言うと、われわれ人類は何百年にも渡り進化をとげてきました。もちろんお口の中の歯も例外ではありません人間の歯はどんどん退化傾向にあるのです。これが我々人類の進化なのです。よく宇宙人の想像図を目にする機会がありますが、頭が大きく目がぎょろぎょろし、口は小さく手足が小さく蛸のようにふにゃふにゃしている図です。これには全て根拠があるのです。未来の人類は瞬時に移動する手段を持ち、歩く必要がなく、栄養バランスのとれた流動食を摂取する為口は小さく、コミュニケーションはすぐれた発達した大脳によるテレパシーにて行う為会話というものがありません。SF小説のような話ですが、かなり真実味があります、口に関しては、原因はやわらかい食物の摂取つまりあまり噛む必要がなくなってきたからです。すなわち、歯をあまり必要としなくなってしまったのです。約100年前明治時代、或いは江戸時代われわれ日本人の食べていた食物は今とは比べ物にならない程堅い食べ物を食べて歯を使いよく咀嚼し食物を摂取し、生活していました。ところが100年後の現在ではどうでしょう?現代人はやわらかいファーストにあふれた生活をおくっています。まさしく進化の過程をたどっているのです。100年後歯医者さんはiPS細胞の恩恵をあずかり少ない歯の移植治療をおこなっているかも知れません。

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